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映画観てきた:重力ピエロ

今日は映画の日。
宣言通り重力ピエロを見てきました。
いつも行ってる映画館では上映してなかったので、ちょっと遠くの映画館まで行ってきましたよ。
しかもそこでも上映回数がすごい少なかったからわざわざ平日の真昼間に行ってきたんだけど、意外と人が多かったなあ。
高校生とか大学生とかは学校さぼって行く人なんかいるだろうけど、小学生は何なの。学校休みなの?

そんなわけで映画の感想を。

・重力ピエロ
原作は伊坂幸太郎のミステリー小説。の皮を被った家族の絆を描いたお話。
すなわち重力ピエロは人生。
映画でも確かに『重力ピエロは人生』だった。しかし、だ。
まあ、原作付き映画…いや、映画だけでなく、原作付き作品全般に言えることだけど、
「原作越え」なんてものは滅多にお目にかかれないわけで。
残念ながらこの映画も原作を越えたとは言いがたい。
原作を読んだ身なので、どうしても小説と比較しての感想となってしまうのはご容赦を。

大まかな流れは小説と同じ。
変更点がそこそこ多く、カットされたエピソードも幾つかあるが、おおむね原作通りだよ。

以前小説の感想で書いたけど、小説版重力ピエロは他の伊坂小説と比較して若干読みづらかった。
その理由は、ところ構わず挿入される家族や兄弟の過去のエピソードのせいで時系列が混乱し、同時に今やっていることを見失いがちになるから。
結果的にはそのエピソードの数々のおかげで絆の強さを印象付けられ、読み終えた後に深い感動を与えてくれたわけだけど。
映画ではそれらが端折られてるわけだよ。尺の都合上仕方ないのは分かるが。
でもせめて「最強の家族だ」って言いたいのならオリエンテーリングのエピソードを、
「大事なときにはいつも兄貴が」って言いたいのなら未来人のふりをするエピソードを、
それくらいは省略しないでほしかったなあ。結構印象に残ってるんだこの2つ。
端折られてるせいで台詞が唐突に感じられてしまう。
あとあれだ、親父が放火の話の蚊帳の外にいたのもな。
小説じゃ事件の真実に気づいて探偵まで雇った親父だが、映画ではニュースとジョーダンバットの焦げ跡だけで全てを察してくれる。すげえな親父。
まあこれはこれでアリっちゃアリなんだが、どうしても比較してしまう。

他にも原作との変更点を挙げていくとキリがないが、もちろんその全てが悪いわけではないよ。
設定上の変更、たとえは泉水が院生になってるとか、親父がミツバチを育ててるとか、そういうのは映画版オリジナルの設定としてうまく生きてると思う。
序盤で、さり気なく捨ててあるエロ本を忌々しげに蹴り飛ばす春とか、あれいいね。春らしさが出てるね。
決戦の地が小学校から元の家に変わってるのなんかは、いい原作改変だと思ったよ。

そんなわけで原作との違いは数々あるが、逆に原作再現度が高いなーって思ったのは、何といっても冒頭の春無双。
作品の性質上、唯一のアクションシーンと言ってもいい。なかなか爽快。桜が舞い散ってたり雰囲気もすごくいい。
その後はちょいちょい原作と違ってきたりするので、なかなか原作通りのシーンってのはなかった気がする。
ああ、でも展覧会の話は再現度高かったかな。子役が割といい仕事してた。

登場人物のイメージも、小説と比較して悪くない。
春は以前小説の帯にあった静止画で見るよりイケメンだった。
泉水は春と比べると見た目は普通。院生だし頭脳派だものね。
親父は頼りなさそうに見えて芯の強さが伺える様とか、なかなかいい。
母が出てくるのは過去話だけだが、…あれ、思ったより老けて…げふごふ。何でもないよ。
夏子さんはパネエ。心霊写真か君は。整形後はすごい綺麗だけど挙動不振は治らず。
葛城だけちょっとアレだった。人の良さそうなオッサンだった。もっと怖そうな感じを想像してたよ。
しかしだ…みんな揃いも揃って滑舌が悪いのは何の嫌がらせだよ。子役の方がはきはきしてるってのはどうなんだよ。
それでも後半になれば大分慣れてくるけど。ただし夏子さん、てめえは駄目だ。
というか夏子さん殆ど必要なかったなこれ。春ノートの部分丸々カットだものな。

主にエピソードカットと滑舌のせいで小説の良さは5~60%程度しか引き出せてないと思うけど、
丁寧な映像作りとか映画全体の雰囲気とか良原作改変とかで+30%くらいポイント加算。
さっきも書いたように「原作越え」には及ばないものの、原作付き作品なら良作の部類には入るだろう。

まあいろいろ言ってきたが、とにかくこの作品が良映画だということに違いはない。
そこらのラブストーリー(笑)だの、予告編だけが面白い映画とは違う。
派手なアクションとか意外な展開とか衝撃の結末とか、そういうのは皆無だけど、
苦悩や葛藤を抱えながらも、家族であり続ける限り重力を忘れることができる彼らの絆がそこにある。
重力ピエロは人生。

意外と原作未読者の方が楽しめるのかもしれないが、その場合はやっぱり唐突に挿入される過去エピソードの意味が分からないと思う。
これが家族の話であるっていう予備知識だけは持っておいた方がいいかも。


…ああ、そうだ一個言うの忘れてた。
この作品の肝であり、タイトルの意味が分かるサーカスのシーン。
肝心のピエロの顔が!ピエロの顔がよく見えないよ!くそ!
すげえ気になった。


今月の20何日かにトランスフォーマーが公開ですな。
7月の映画の日にはこれ見に行こう。
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趣味はゲームと深夜アニメ実況。
絵を描いたりFlashゲーを作ったりもするけど、一つのことにのめり込むと他のことがおざなりになるので結局あまり成果が出ない。その上根気が続かないのですぐ飽きる人。

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